ガウディも顔負け? スイスの奇想天外な彫刻公園

モザイクやセメント彫刻群、ブルーノ・ヴェーバー公園は必見の超穴場スポット
2014.7.7(月) 岩澤 里美 follow フォロー help フォロー中
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生前のブルーノ・ヴェーバー氏。テレビのトーク番組では「初めはこんな公園を作ろうなんていう気持ちはまったくなかったのです!」と語っていた。「水の庭園」の完成を見ることなく80歳で他界した(©Martin Schwarz)
ブルーノ・ヴェーバー氏が生前に手掛けていた大プロジェクト「水の庭園」は、2012年に完成した。写真左の庭園を囲む巨大な「羽が生えた犬」は長さ105メートル、展望台になっている(©Bruno Weber Park)
階段状になっている「ヘビの橋」。奥にももう1つ、滑り台状の「ヘビの橋」があり、子どもたちに喜ばれている(©Bruno Weber Park)
ヴェーバー一家が使っていたダイニングルームが公開されている。左手奥の扉がついた像は食器棚、なんとも愉快だ(筆者撮影、以下同) 拡大画像表示
敷地内の住居兼アトリエは、信じられないくらいの手の込みようだ。高さ25メートル。双子の娘たちが作った箇所もあり、バルコニーのオレンジや黄色のパターン画もその1つ。ここには現在も、夫人のマリア・アンナ・ヴェーバーさんが住んでいる
初期の彫刻。(右奥)グレーの巨大ネコは尻尾部が階段で上部まで上れる。頭部には今も機能する冷蔵庫を装備。(手前)モザイクの「風鳥(極楽鳥)のテーブルに鳥の足型の椅子」で食事ができる。すぐ隣にはバーベキュー用の網を取り付けた鳥の像がある。愛嬌たっぷりの作品群 拡大画像表示
高さ23メートル、重さ180トンの巨大フクロウ。ヴェーバー氏は階段で上まで上って、お茶を飲みながら景色を堪能していた
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ヴェーバー氏の彫刻は型取りをするのが特徴。型を使えば同じ形を何個でも作ることができる。(右)ゾウの型。(左)その型を使って作った「ゾウ」。型取りのおかげで、園内にあるヴェーバー氏の彫刻の一部は買うことができる。販売中の作品はこちら(PDF)
「水の庭園」内にある、ホールの内部。一角には滝を表現した。天窓から降り注ぐ陽の光が、なんとも美しい。床の円型部もモザイクで、迷路になっている。ヴェーバー氏は「人生は直線のようには進まない」という考えをこの迷路に込めた
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雄牛と雌牛が並んで立つ彫刻は、ヴェーバー氏の大のお気に入りだったという。上部のガラスの部屋から公園内を見渡して思考にふけっていたそうだ。ここには氏の遺骨が保管されている
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