スイスの地でたどり着いた、
クラシカルバイオリン・フラメンコ

「母に追いつけない」葛藤を乗り越え独自の道を歩む日本人舞踊家、ロッハー葵
2014.4.14(月) 岩澤 里美 follow フォロー help フォロー中
シェア62
このエントリーをはてなブックマークに追加
この写真の記事へ戻る
「フラメンコの醍醐味は、音楽家と踊り手とで一緒に作り上げていくことです。必ず両者が溶け合うようになるのが大きな魅力ですね。1曲を納得いくものに仕上げるには、普通は1年かかります」とロッハーさん。背後のギタリストは巨匠として名高い三澤勝弘さん(写真提供:ロッハー葵、以下特記以外も) 拡大画像表示
2014年1月26日、チューリヒで初リサイタルを開いた。ギターではなく、バイオリンの調べにのせて踊るのがロッハーさん流。バイオリニスト山本未央さんとのユニット「MIOA」で今後も活動を続けていく。今年10月にはチューリヒの大舞台での披露が決まり、「とてもうれししいとともに気が引き締まります」と話す
フラメンコ舞踏家、ロッハー葵さん。「母に追いつかなくてはというプレッシャーが、子供のころからありました」と打ち明けてくれた。写真は著名なスペイン人カンタオールのエンリケ・エレディアさんと共演したときの模様 拡大画像表示
母の沙羅一栄さんに学びスペインでも研鑽を積んだ。葛藤を乗り越えて、ロッハーさんはいま自分の道を生きる
著名芸術一家に育った2世舞踏家カルメラ・グレコ(Carmela Greco)先生とマドリッドにて。「フラメンコは何歳になってもプロでいられるので、この先もずっと踊っていきたい」とロッハーさんは言う(参照:カルメラ・グレコへのインタビュー
チューリヒでフラメンコを教えるロッハーさん。現在、2クラス編成になった(筆者撮影)
「スイスでフラメンコを踊ったり教えたりすることで、フラメンコの世界に生きる日本の家族と強くつながっていると思えます」 上) 母の沙羅一栄さん(©アルテフラメンコ舞踊学院)、下)ロッハー葵さん

国際の写真

対露制裁の抜け穴だった中国の銀行がロシア企業との取引を停止、ロシア産原油をバナナで決済したインドの製油業者も
【舛添直言】英国はカネと引き換えに移民をルワンダに強制移送、「不法移民対策」はここまで来た
ロシアが欧州で秘密工作を活発化か、過激なサッカーファンも動員し反プーチン派を襲撃 ゼレンスキー暗殺計画関与も
イスラエル・イランは「手打ち」でもフーシ派による攻撃リスクは上昇中、矛先は財政難のサウジアラビアか
不思議の国ニッポン、自民党副総裁がトランプと会って何が問題なのか
米大統領選で過熱する「米国第一」競争、トランプ化が進むバイデン政権の通商政策

本日の新着

一覧
『光る君へ』清少納言の機転を利かせたとっさの行動、『枕草子』で有名な「香炉峰の雪」の映像化が反響を呼んだワケ
真山 知幸
【舛添直言】英国はカネと引き換えに移民をルワンダに強制移送、「不法移民対策」はここまで来た
世界を悩ます不法移民、米国、ロシア、欧州も同じ悩み
舛添 要一
ゴールデンウィーク中の「国民の祝日」ぜんぶ言える? 1年に「祝日」は何回ある? 意外と即答できない祝日のイロハ
杉原 健治
豪雨災害の原因を気候変動になすりつけ、失敗認めずダム建設にしがみつく治水行政の背信
【川から考える日本】「流域治水」にダムは本当に必要なのか
まさの あつこ
フォロー機能について

フォロー機能とは、指定した著者の新着記事の通知を受け取れる機能です。
フォローした著者の新着記事があるとヘッダー(ページ上部)のフォロー記事アイコンに赤丸で通知されます。
フォローした著者の一覧はマイページで確認できます。
※フォロー機能は無料会員と有料会員の方のみ使用可能な機能です。


設定方法

記事ページのタイトル下にある「フォローする」アイコンをクリックするとその記事の著者をフォローできます。


確認方法

フォロー中の著者を確認したい場合、ヘッダーのマイページアイコンからマイページを開くことで確認できます。


解除方法

フォローを解除する際は、マイページのフォロー中の著者一覧から「フォロー中」アイコンをクリック、
または解除したい著者の記事を開き、タイトル下にある「フォロー中」アイコンをクリックすることで解除できます。