「できるだけ早く投資することが最適」

 投資に「絶対」はありませんが、20年、30年、40年といった将来時点に、現在の株価水準よりも上昇している可能性が非常に高いならば、今すぐ投資を始めたほうがよいのです。『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』(ニック・マジューリ著)でも「できるだけ早く投資することが最適」と紹介しています。

 ただ、将来値上がりすると思っていても、一括投資は精神的にはあまりよくない投資方法です。数十年後という長いスパンで値上がりすることが見込まれる銘柄を購入したとしても、投資した当初に値下がりしたり、ましてや暴落したりした場合には不安になることでしょう。

 こうした不安の解消や暴落をチャンスに変えるならば、積立投資がベターです。

 定期的に定額購入する「ドルコスト平均法」を生かした積立投資なら、価格が高い時も安い時も購入することで、自然と平均購入価格を下げることができます。そのため、少しの値上がりでも利益を出しやすくなります。

 また、積立投資は暴落のときも「安く買うチャンス」に変えることができます。

 投資の最大の敵は感情と言われています。積立投資は、感情に左右されず淡々と投資を継続できるメリットの大きい投資方法です。