先端の薄いスラブ(床のコンクリート)がシャープな印象を与えてかっこいい。とは思うものの、内心「何のためのテラス?」と思っていた。しかし、バルセロナに来て、この場所の賑わいを見て意味がわかった。

 今日は何かのイベント? いや、この日は何もない日である。そもそも今シーズンは工事のため、スタジアムとしては使わない。しかし、隣接するショップやミュージアムを訪れた人たちでこの賑わいなのだ。

 現在は工事のために休止されているが、通常の無試合日にはスタジアムツアーが行われる。ショップ、ミュージアム、スタジアムツアーの利用者を合計すると、年間約200万人に上るという。アンビリーバブル。恐るべきバルサファン。

 6月から解体工事が始まったため、これまでスタジアムの一角にあったミュージアムが、旧スケート場だった建物に移されていた。オープンして間もない。日本のバルサファンのために、その雰囲気も写真で。