裏山へ遊びに行っていた土産物屋の兄弟猫は、小雨の中を帰ってきました。雨が降ってきて観光客の姿もまばらです。まだ遊び足りない様子で、店の前でキョロキョロしていました。

 写真を撮るためにさしていた傘を下に置くと、土産物屋の兄弟猫が興味津々で近づいてきました。1匹が傘の中に入り込み、もう1匹がそこに飛びかかりました。すると、傘が壊れて猫たちは「あ、やっちゃった!?」と心配そう。折り畳み傘の骨が畳まれただけだから、大丈夫だよ〜

 夜のとばりが下りても、しとしと雨が続いています。レストランのお客さんたちは、雨を避けて店の内側の席についていました。通りに近い席には人がいませんが、レストランの猫は感心にもシッポを上げて客を招いている様子でした。

 コトルの猫たちは以前にもこちらで紹介しました。
世界遺産でのロケ、猫も映画のエキストラ?
「黒い山の黒猫」と町を救った猫伝説

 次回はコトルから40分ほどバスに乗って、ブドヴァに行きます。
あの声は喧嘩? 2匹の猫にさっと緊張がはしるモンテネグロの旧市街

※モンテネグロ・コトルへの行き方
 コトル近くにある国際空港のチバット空港には、ベオグラード(セルビア)、ブリュッセル(ベルギー)、フランクフルト(ドイツ)、ヘルシンキ(フィンランド)、イスタンブール(トルコ)などから直行便があります。羽田空港から乗り継ぎ1回で行けるイスタンブール経由が便利。乗り継ぎ時間を含めてもおよそ17時間です。空港からコトルまではタクシーで約10分(8km)。本数は少ないですが、バスもあります。

 ドゥブロヴニク(クロアチア)から高速バスで行くこともできます(約2時間)。コトルのバスターミナルから、コトル旧市街までは徒歩約5分。