順調にいけば22年度内に2号店を出店する計画

「リブスタイル・ショップつくば」の最大の特徴は、各種のイベント開催日などを除いて大和ハウスグループの社員スタッフを配置していないことだ。派遣スタッフのコンシェルジュがいるだけで、営業活動はせずに来場者に対応し、各ゾーンの内容や設置された機器の扱いなどをガイドする。

 そこから、具体的に建て替えやリフォームなどの相談をしたいということになれば、大和ハウス工業の茨城支社つくば住宅営業所、大和ハウスリフォームのつくば営業所などに話をつなぐようになっている。そうなれば、「営業しない」店舗とはいいながら、新たな営業ルートの確立につながる。

 大和ハウス工業では、住宅展示場を出展するのに比べて、社員スタッフを置かないなどの経費面でのメリットも大きいため、1号店の様子をみながら、2号店、3号店と展開していきたい方針だという。当面は、自社商業施設である「イーアス」の既存店舗のなかでテナントの空き具合などをみながら、少なくとも年度内には2号店を出店したい考えだ。

 注文住宅やリフォームなどの営業スタイルが変わりつつある今、大和ハウス工業の新たな取り組みの成果が注目される。