不可解判定に韓国のネットが騒然

 この結果を見て、多くの韓国人は感情を爆発させた。「公正でない試合」と認識され、インターネット上にはショートトラック男子1000メートルを「公正ではない試合」とするコメントや、北京冬季五輪をあざ笑うような書き込みが続出した。

「今回、新しくできたオリンピックルールです! 中国選手を追い抜けば失格、中国選手にタッチされたら失格・・・韓国は失格!」

「襟が触れ合ったら失格、隣にいるだけで失格、同じ組だから失格、オリンピック失格パーティー!」

「これが東京オリンピックで発生したものならこうなっていただろう。駐韓日本大使に抗議→不買運動突入→市民団体の登板・・・」

 怒りを抑えきれなかった「ソウル新聞」の某記者はオンライン版の記事で、「いっそう、開催国の中国に金メダルを全部持たせてあげよう」という文章を10回繰り返して本文を満たした記事を掲載し、その後削除されるというハプニングも発生した。

 韓国の代表的な保守系メディアの「朝鮮日報」は8日付の朝刊で、1面上段に金メダルを取った中国人選手がハンガリー人選手の腕を引っ張る写真を掲載し、「これでも中国は金」という見出しの記事で審判の判定に疑問を示した。

 進歩メディアの「京郷新聞」も8日付の朝刊スポーツ面のトップ記事で、「中国選手と風が触れただけで失格、懸念が現実になった」という記事を掲載した。