一方で、今年は、米国(64%)、中国(10%)、英国(8%)、ドイツ(6%)、韓国(3%)の順になるという。このうち、中国は、世帯数が米国の3倍以上の4億5000万に達しており、今後期待できる市場という。カナリスは同国市場を「眠れる巨人」と表現している。

 中国では、アリババ・グループ(阿里巴巴集団)とシャオミ(小米科技)が、この分野に積極投資をしており、競争が激化している。今後は、製品種が増え、さまざまな価格帯のスマートスピーカーが登場する。それに伴い機能や用途も拡大していくという。

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音声アプリ開発者の獲得がカギ

 カナリスによると、スマートスピーカー市場は、利用者の増大が好循環の原動力となり、成長していく。

 最近は、この市場に期待する企業などが、さまざまな音声アプリを開発し、新たなビジネス展開を模索している。アマゾンとグーグルは、そうした開発者に対し、自社プラットフォームの優位性をアピールしている。

 開発者は、ますます音声アプリに資金を投じ、それらから利益を得ようとする。顧客は、より便利になっていくアプリやサービスを積極的に使う。結果として、利用者が増え、市場は成長していくという。

 アマゾンとグーグルは今、顧客獲得競争に加え、開発者獲得競争でも、しのぎを削っている。両社にとって後者の競争は重要。この競争は、新たな利用者層、新たな産業分野、新たな販売国といった新境地開拓のスピードを左右すると、カナリスは指摘している。

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