2020年のレガシーとして「働き方」を残そう

 正直に言おう。昨年の春、総務省から「テレワーク・デイ」に1000団体の参加を目指す」という話を聞いたとき、テレワーク専門のコンサルティング会社を経営し現場を見ている筆者としては、「さすがに難しいだろう」と思った。

 しかし、その本気度と熱意は、1000には至らなかったものの、950という近い数字を実現させた。

 今年の「テレワーク・デイズ」の目標は、2000社。もちろん簡単なことではない。

 しかし、日本は長く続いた少子化により、「労働力不足」と「高齢化」という大きな課題に直面している。今、本気で働き方を変えなくて、どうするのか。

 「テレワーク・デイズ」は、ロンドンオリンピックの話が発端だったかもしれないが、本当の目的は違う。単なる交通緩和のために実施しているのではない。

 国は、2020年東京オリンピック・パラリンピックの「レガシー(遺産)」として、「テレワークという働き方」を残そうとしているのだ。

 この記事をここまで読んでくださった方、未来の日本の働き方のために、私たちの未来のために、テレワーク・デイズに、ぜひ参加をお願いしたい。

(参照:「テレワーク・デイズ」https://teleworkdays.jp/