香港どころではない、東京の物価すら超えてしまったのではないか、というのが筆者の実感だ。某大手スーパーに足を運んでみると、案の定、以下のような結果だった。

上海の価格が東京を上回る商品~食品
<東京の価格は1元=約12.5円(11月21日のレート)で計算。最終比較価格は小数点以下四捨五入した概数表示とした。商品比較は陳列棚におけるメジャー商品同士(上海の価格は11月8日の「東方早報」を参照)の比較とした、以下同>
上海の価格が東京を上回る商品~日用品
東京の価格が上海を上回る商品

 一方、香港と比較するとどうか。世界中のマクドナルドで販売されている「ビッグマック」の1個当たりの価格ランキングを見ると、中国で売られているビッグマックは170円で41位、香港は166円で42位。中国のビッグマックは香港に対して4円の差をつけて上位にランキングされている(「世界経済のネタ帳」より)。マクドナルドはさらに今月、中国本土で0.5~1元の値上げを行った。