突然受けた相談、あなたならどうやって答えますか?(写真はイメージ)

 私は仕事柄、人の相談に乗ることは多いのですが、相談の内容は多岐にわたり、未経験の内容も多くなります。最初はその都度「良いアドバイスをしなければ」と気負っていましたが、経験から気付いたことは、「なんだ、皆さん最初から答えを持ってるんだな」ということです。

「AかBかで迷っている」

 すごく分かりやすい例で言えば、妻と一緒に買い物に行ったときに、よくこの相談(というか質問)があります。「この青い服と赤い服のどっちが良いと思う?」という風に。

 最初は私もちゃんと考えました。例えば「赤が似合うから、赤が良いんじゃないか」「赤い服を多く持っているから、青が良いんじゃないか」といった具合です。

 そうすると、赤い服を勧めたときには「いや、でもこの青い方もかわいいんだよなあ・・・よし決めた! 青にする」と、逆に決まることも結構あることに気付きました。じゃあ聞かないでくれと(笑)。

 というか、むしろ勧めた方と逆に決まる確率の方が高いような気すらします。心理学的にもブーメラン効果などと言われる現象です。反対された方が燃え上がる恋心、ですね。

 この場合、仮に私が青い服の方が圧倒的に気に入ってそれを強く推せば、おそらく妻も「そこまで言うなら」と青い服を選ぶのですが、まず確実に後から「やっぱり赤い方が良かった気がする」と不満が出ます。つまり、この場合の妻は、本音の部分では私の意見そのものは必要としていないということです。