光明が見えてきた「お弁当傾き問題」

レジ袋内の「汁だく」事故は防げるのか?

2014.08.22(Fri) 漆原 次郎
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 コンビニエンスストアに入り、弁当を選ぶ。惣菜や飲みものも選ぶ。レジで代金を支払いつつ、店員に弁当を温めてもらい、レジ袋に入れてもらう。そして店を出て、家や職場に帰っていく。

 ところが、歩いている途中で気づく。手に提げたレジ袋に入った弁当が傾き、容器内でおかずが寄ってしまっていることに。ご飯の領域におかずの汁が入り込み、望んでもいない“汁だく”になっているではないか。

 傾き始めたことに気づいて道の途中で“修正”できればよいが、気づいたときには時すでに遅しといったこともある。

 この“レジ袋の弁当傾き問題”、どうにかならないのだろうか。

年間で1人400枚のレジ袋を使用

 いまのようなポリエチレンフィルムのレジ袋が使われだしたのは昭和40年代になってからとされる。それまでは紙袋が主流だった。

 当初、ポリ袋は強度の弱いものが使われていたが、強い袋へと改良がなされた。1972(昭和47)年には、広島県に本社を持つ中川製袋化工が手提げ部分の付いた、いま主流のレジ袋と同様のポリ袋で特許を取得した。梨狩りをする女性客のストッキングが梨を入れたカゴに引っかかるのを防ぐために開発されたとされている。

 その後、レジ袋は全国に広まる。不透明な袋になったのは昭和50年前後という。

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1975年生まれ。神奈川県出身。出版社で8年にわたり理工書の編集をしたあと、フリーランス記者に。科学誌や経済誌などに、医学・医療分野を含む科学技術関連の記事を寄稿。日本科学技術ジャーナリスト会議理事。著書に『日産 驚異の会議』(東洋経済新報社)、『原発と次世代エネルギーの未来がわかる本』(洋泉社)、『模倣品対策の新時代』(発明協会)など。


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