昔から男の子の心に刺さるコンテンツに、ロボットものがあります。中でも人気があるのはガンダムやエヴァンゲリオン、最近なら映画「パシフィック・リム」に出てくる、人が中に入って操作する、二本足で歩くロボットでしょう。

 そんなロボット好きたちの男の子たちにとって、最近パナソニックがパワードスーツを開発したというニュースは、「近い将来、自分たちがロボットを操作できるようになるかもしれない」といった夢を抱かせるのに十分なものです。50万円という価格も期待感十分です(参考:「来年には50万円でパワードスーツが買えるようになります」、日経ビジネスオンライン)。

 もともとこのパワードスーツは、重量物を持ち上げるのに使われることを念頭に置いて開発されているようです。

重いコメ袋もパワードスーツがあれば・・・

 少子高齢化が進むことの最大のデメリットと考えられているのは、労働人口の減少です。若者や現役世代がいくら働いても人数が少ないために必要な労働量が足りなくなり、経済が後退します。

 対処法として、結婚後家庭に入ることも多い女性の社会進出を促したり、移民労働者を大量に受け入れるなどの方法が挙げられますが、もう1つ、日本には未活用の労働力があります。高齢者です。

 こんな時代になると、高齢者も以前のように定年になったら引退し、悠々自適の生活を送ることはかないません。働ける人は定年後も働き、若年・壮年労働だけでは足りない労働力を補完しなければなりません。