マット安川 2013年最後の放送は、ゲストに日本の港をずっと見つめてこられた藤木幸夫会長を迎え、一年の総決算や四海をめぐる情勢、国政への所感などを伺いました。
安倍首相の靖国神社参拝は当たり前のこと
横浜港運協会会長、藤木企業株式会社 代表取締役会長。 実業家として港湾産業の近代化に取り組み、また長く日本の港湾行政に携わる。
藤木 今回の安倍(晋三、首相)さんの靖国神社参拝については、マスコミの正体見たりという感じですね。今朝(12月27日)の新聞には、総理の政治信条を通した、あるいは国益を損なったなど、いろいろ出ていました。
特に社説を見れば分かるんですが、朝日や毎日は喜んでいる。トラブルが大きくなったということで。そして、安倍さんの悪口を言う人の談話を集めて載せている。朝日と毎日はもう完全に中国の新聞ですね。北京の新聞の東京支局になっている。
私は産経が大好きで、私たちのような古い軍国教育を受けた人間にすると、読まないと晩寝られないようなありがたい新聞です。偏向はしていません。正しいことをズバズバ言っている。
意外だったのは読売新聞。冷静で温かくて、とてもいい社説を書いてくれていた。普通なら涙ぐむところですよ。悪口雑言の中で、よくこれだけのことを書いてくれたなと私は思いました。
読売にはまた、日本維新の会の共同代表、橋下(徹、大阪市長)さんの談話が出ていました。英霊に対してお参りして、平和をお祈りするというのは当たり前のことではないかと。これだと思うんです。よく言ったと思います。
東京オリンピックが決定して以来「おもてなし」という言葉が流行っているけれど、「当たり前」という言葉はそれよりも大事にしなければいけない言葉です。当たり前というのは、みんなの気持ちがそこに集まって、誰が見ても違うとは思わないということです。
当たり前というのは、人によって違うものだと言う人がいますが、そうではない。当たり前というのは1つしかないんです。安倍さんは当たり前のことをやってるんです。ですから、政治的なイデオロギーなどで反対するというのは、安倍さんに対して失礼だと思います。