南国新聞 2012年8月16日号

 パハン州ラウブで、3日間不眠不休でネットゲームに没頭した中国系マレーシア人が、「気分が悪くなった」と言って倒れ、搬送先の病院で2時間後に死亡した。

 8月8日正午過ぎに死亡したポン・ジエンシェンさん(26)は、7月2日にも4日間不眠不休でネットゲームをした後、倒れて病院に担ぎ込まれており、怒った父親がパソコンを取り上げていたが、スマートフォンでインターネットに接続してゲームを続けていた。

 シェンジェンさんは8日午前10時頃、一休みして自宅の近くにあるゴミ置き場にゴミを捨てに出たが、玄関からで数歩歩いたところで倒れて意識不明になった。すぐに病院に搬送されたが、午後12時30分に死亡が確認された。

 内向的で内気だったというジェンシェンさんは、ブルネイで働いていたが6月に仕事を辞めて実家に戻っていた。

 ジェンシェンさんが自室で長時間ネットゲームをしていることを知っていた家族は、精神科医のカウンセリングを受けさせたりしたが効果はなく、今回の悲劇にいたったという。

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