* 本コンテンツは以下講演の【講演動画】と【全文採録記事】で構成しています *
第5回 戦略人事フォーラム
特別講演3「富士通における人的資本経営の取り組みについて」
開催日:2023年9月14日(木)
主催:JBpress/Japan Innovation Review
パーパスドリブン経営の実現に向けて、さまざまな制度改革に取り組む富士通。今回、同社の経営戦略と連動した人事戦略の具体的な取り組みを紹介するのは、同社執行役員EVP CHROの平松浩樹氏です。平松氏は人事の専門サイト「日本の人事部」が、人や組織に関する優れた施策に取り組む企業や人事パーソンを表彰する「HRアワード2023」で、見事「企業人事部門 最優秀個人賞」に選ばれました。
講演の冒頭で平松氏は、富士通を含む5社のCHROが集い、人的資本経営について議論をしたという「CHRO Roundtable」と、そこで得られた「人的資本価値向上モデル」を紹介。このモデルを応用することで、富士通の人的資本経営ストーリーや課題が見えてきたといいます。そうした中、富士通では、2020年にパーパスを掲げ、その実現に向けて「HR Vision」を策定。ジョブ型人材マネジメントへのフルモデルチェンジを目指し、ジョブポスティングをはじめとする、さまざまな人事改革に取り組んでいます。
日本企業における人事の変革をリードする平松氏が取り組む、人的資本経営の全貌とは。あらゆる企業の人事部門が戦略部門になるためのヒントを、平松氏が惜しみなく伝授します。
【TOPICS】
- 「CHRO Roundtable」から誕生した「人的資本価値向上モデル」
- 富士通版「人的資本価値向上モデル」から見えた課題
- IT企業からDX企業に変わるために掲げたパーパスと2030年ビジョン
- 「HR Vision」のもと4つの施策でジョブ型人材マネジメントへのフルモデルチェンジを図る
- 取組事例1:自ら挑戦する社員を支援するジョブポスティングの大幅拡大
- 取組事例2:組織と個人のビジョンを結びつける新たな評価制度「Connect」の導入
- 取組事例3:上司と部下のコミュニケーションを変えていくための施策
- 組織ビジョンをメンバー間で共有することのメリット
- 富士通が「キャリアオーナーシップ」を大事にする理由
- 人事部門が戦略部門になるために必要な3つのこと