文明語としての日本語の登場
釘貫亨
第1話 「和歌」と「宣命」でたどる奈良時代の日本語とその変遷
日本語の発音は、漢字到来以来一千年の歴史を通してどう変わってきたのか。また、なぜ日本語は「文明語」と…
第2話 古代日本語の発音を復元…手掛かりは中国の「唐詩」
日本で奈良時代に文字が使われるようになったのは、律令国家の成立が社会的急務だったからである。戸籍や税…
第3話 母音は8つ?『古事記』偽書説?…古代日本語をめぐる発見
カールグレンや有坂秀世の研究が明らかにした奈良時代語の特徴は大きく二つある。一つは「ハヒフヘホ」が「…
第4話 万葉仮名から平仮名へ…「いろは歌」が示す日本語の変化
平安時代に入ると、日本語の母音は八つから五つに減り、各種の音便ができる。単語は長く、発音はルーズにな…
第5話 日本人はいつから「漢字仮名交じり」を使うようになったか
10世紀から11世紀に生まれた王朝文芸は、日本が世界に誇る文化遺産である。ここでは紫式部、清少納言、紀貫…
オートファジー入門~細胞内のリサイクル~
水島昇