「2モードハイブリッド」の心臓部。濃いブルーの筒状部品がモーターで、2つを組み合わせて駆動と減速時の発電、エンジンによる発電に使い分ける。両側と中間に遊星歯車(プラネタリーギア)を3セット組み込んで、動力混合と同時に7段の変速を行う。トヨタ方式はこの動力混合と変速(連続無段型、つまりCVTと同様)のための遊星歯車は1セットで済ませている。 (c)General Motors
1900年、若きフェルディナンド・ポルシェがオーストリアのローナー社で設計し少数が作られたハイブリッド車。エンジンで発電し、4つの車輪に組み込んだモーターを回して走る。今日流に言えば「インホイールモーター」方式の「シリーズハイブリッド」であり、「4輪駆動」としても世界初の自動車だったとされる。ここから110年、我々はどこまで進化したのだろうか。 (c)Porsche
2006年4月、GMとダイムラーのハイブリッド動力システム共同開発にBMWが加わったことを発表する技術開発責任者たち。左からダイムラーのトラッケンブロット博士、GMのラリー・ニッツ氏、BMWのエップル博士。GM、ダイムラーの共同開発については、その動力システムの現品とともにすでに2004年に発表されていた。ということはその何年か前から研究開発、さらに機構設計が進められていたわけで、それぞれに初代プリウス発売直後には実務が動き出していたものと推測できる。 (c)General Motors
BMWアクティブハイブリッドX6の透視図。エンジンと変速駆動機構を車室前方に縦にレイアウトした、いわゆるFR(フロントエンジン・リアドライブ)を基本に前輪駆動機構を加えた4WD。図中の(1)がエンジン(V型8気筒) 、(2)が「2モードハイブリッド」のモーターと動力混合、変速のメカニズム、(3)が電力制御システム(エンジンの上) 、(4)がハイブリッド用ニッケル水素電池(電圧312V、容量2.4kWh)。 (c)BMW
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