予備選で圧勝も本選勝利には未知数の要素も

 李俊錫氏は予備選では「国民の力」の支持基盤である大邱と慶尚北道で高い支持を得、トップ通過した。だが韓国政界では、李氏は本選では同じように票を伸ばすことは容易ではないと見られている。

 予備選挙は5月26~27日に世論調査会社2社がそれぞれ一般市民1000人と党員選挙人団1000人を対象に実施した世論調査の結果を合算して出されたものだ。党の選挙管理委員会は各候補の順位と得票率を公表していないが、順位と得票率は韓国メディアが取材し報道している。それによると、李俊錫候補は民心(一般市民)で圧倒的1位、党心(党員投票)でも2位となり全体で41%を獲得、次点の羅卿媛氏29%を12ポイント上回ったという。ここまでは李氏の圧倒的勝利と言っていい。

 しかし、本選では党員に70%、市民に30%票割り当てられるルールになっている。となると、がぜん羅候補に有利になる。このルールに基づいて予備選の結果を計算してみると李氏が7ポイント上回る結果になるが、「李俊錫旋風」を目の当たりにした他の重鎮候補が連合戦線を張るという可能性もある。

 6月11日に行われる代表選挙の本選は「30代0選の李俊錫vs.50代以上4・5選の重鎮」という新旧対決となるだろう。党内の1年生議員・新進勢力は「二度とこのような刷新の機会はないだろう」と世代交代と人的刷新を前面に題した対決に臨もうとしている。これがどの程度のムーブメントを起こすかで、来年3月の大統領選の構図もだいぶ変わってくることになるだろう。