フィジカルコンタクトのなかの反則

大西 危険な反則の代表格としては「胸から上のタックル」(ハイタックル)があります。ただ「胸から上」のジャッジは微妙で判定がレフリーによって結構わかれます。

ーーでもよっぽど危険だと、サッカーのようにレッドカードも当然ありますよね?

大西 もちろん。悪質な反則は一発退場です。ほかにもサッカー同様、イエローカードもあって、ラグビーの場合、一時的に10分間の退場になります。それを「シンビン」といいます。

 英語で「sin」(罪)+「bin」(小型の容器)という言葉を組み合わせた造語で、「罪(反則)を犯した選手が入る場所」といったニュアンスでつけられた名称だといわれています。イエロー2枚で、レッドカードになるのはサッカーと同じですね。

ーー一時的に退場するのは、アイスホッケーの「ペナルティボックス」と似てますね。

大西 そうですね。意味合いはほぼ一緒です。

ーーほかにシンビンはどんなプレーでとられますか? 大西さんが現役のときはどんな反則でとられたんでしょう。

大西 いろいろなケースがありますが、ぼくが選手時代とられたうちのひとつは「反則の繰り返し」ですね。チーム全体で同じ反則を繰り返すと、最後に反則をした選手がシンビンとなります。でも、これはちゃんと事前に予防線があって、反則が続き始めるとレフリーが「次、誰か同じことしたらシンビン出すよ?」などと口頭で教えてくれるんですよ。