韓国初の化粧品専門会社、アモーレパシフィック(同社のサイトより)

 最近日韓の政治的な関係は冷え切っている。日韓の政治家たちはお互いにあら捜しをしているように見え、強制徴用工の裁判に関しては完全に反対の立場を取っている。

 日韓の間で仕事をしている筆者としては、日韓関係が友好的であることが望ましいが、今のところどちらも譲歩できない政治的な事情があるようで、当分友好的になれそうにない。

 しかし、日本の女性向けの雑誌では頻繁に「韓国」と銘打った表紙が見られ、中身を見ると韓国人っぽくなれるメークを紹介している。

 また、ユーチューブでも「韓国に行ったらこれを買え」的な紹介があり、それは韓国コスメが中心となっている。

 日本行った際に見たテレビでも、ある日本人タレントが韓国女子になりたい日本人が多くなり、自分も韓流アーチストたちのメイクを真似ていると言っていた。

 こうした韓流メイクは、別段日本に限ったことではない。K-POPSや韓流ドラマの人気がアジアに広がっている今、韓国の女優やアイドルのメイクが憧れの的になっているのだ。

 ただ不思議に思うのは、日本人の女性は「韓国人の肌はきれいだ」と言い、韓国人の女性は「日本人の肌がきれいだ」と言う。

 正直、韓国人にも肌がきれいな人はいるし、日本人にだってきれいな人はいるので、それを一般化できない。