広がるスマートスピーカーのニュース配信、倫理面で課題も 米国

米カリフォルニア州サンフランシスコで、米アップルのアップルポッドに話しかける男性(2018年2月9日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / NOAH BERGER〔AFPBB News

 米グーグルは10月9日、米ニューヨーク市でイベントを開き、自社ブランドのハードウエア製品を発表した。この中には同社製スマートフォンの第3世代モデル「Pixel 3」シリーズや、タブレット端末「Pixel Slate」、映像配信端末「Chromecast」など多様な製品が含まれる。

グーグル、自社ブランドのAIディスプレー

 しかし、とりわけ注目したいのが、AI(人工知能)アシスタント端末の新製品「Google Home Hub」だ。

 この製品は、米アマゾン・ドットコムの「Echo Show」と同じく、ディスプレーを搭載する端末である。

 この分野では、アマゾンがいち早く、ユーザーインターフェースが音声のみのAIスピーカーを市場投入した。声によるさまざまな命令に応じ、その返答も声で返すという製品だ。

 AIスピーカーは、さまざまなスマートホーム製品と連携し、スイッチのオン/オフや玄関ドアの施錠をはじめとする操作を、音声で行える点も特徴だ。こうした仕組みが人気を博し、米国では大ヒット商品となっている。

 しかし、ここに来て、これにディスプレーも搭載した、AIディスプレーあるいは、スマートディスプレーと呼ばれる製品が安価に提供されるようになり、こちらもヒットの兆しを見せている。

 AIディスプレーには、アマゾンのEcho Showのほか、同じくアマゾンの「Echo Spot」がある。また、前述したとおり今回グーグルが発表した「Home Hub」もディスプレーを備えている。