公認会計士、ヨガインストラクター、ファッションデザイナーとマルチな才能を発揮する中村友香氏

 ユニークな公認会計士がいる。「企業経営では知識の99%はムダ、必要なものは智慧」と言い切り、独創的な経営哲学で企業の経営支援に取り組み、実績を挙げている。

「社員が自社の成長機会を活かし、あるいは自社の経営課題を克服しようと動き出す際には、社内の情報的資源(個々人の想い・価値観・スキル・技術・経験値・人脈など)を活用する必要がありますが、けれども、それらは属人性が強く、見えにくく、混沌としており活用は容易ではありません。

 唯一の方法は、社内における“情緒的結合×相互理解”を徹底し、その信頼関係をベースに、『フラットな精神状態』で、強烈な『パッション』をもって社内を巻き込み、協力を取りつけていくことです。そして、その過程で、成長機会を活かし、あるいは課題解決に導く“智慧”が発現するのです。

 では、“情緒的結合×相互理解”をどうやって醸成するか? たとえば社内飲みニケーションなどが、その有力な手段となります。“ムダ・ムラ・ムリ”の最たるものとして切り捨てられがちな“社内飲みニケーション”を通じ、経営者と社員、社員同士の“情緒的結合×相互理解”を促進することができるのです」

 そう明言するのは中村友香氏(34)だ。