アップル、ロック解除命令の取り消し要求 「表現の自由侵害」主張

米ニューヨークのグランド・セントラル・ステーションにあるアップルストアの前を歩く男性(2016年2月25日撮影)。(c)AFP/Timothy A. CLARY〔AFPBB News

 英国の市場調査会社、カナリスがまとめた、スマートウオッチやフィットネスバンド(活動量計)などのウエアラブルバンド(腕に装着するウエアラブル機器)市場に関する最新リポートによると、今年(2017年)7~9月期における、これら機器のメーカー別出荷台数トップ3は、1位から順に、米アップル、中国シャオミ(小米科技)、米フィットビットだった。

 アップルは、今年1~3月期にシャオミと並んで首位だったが、4~6月期は3位に後退していた。しかし、7~9月期は、390万台を出荷し、アップルは首位に返り咲いた。これは、同社の四半期実績として今年に入って最高の数値だ。

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Apple Watch、セルラーモデルが好調

 アップルは9月22日に「iPhone 8」とともに、Apple Watchの第3世代モデル「シリーズ3」を市場投入した。このシリーズには、セルラー対応(携帯電話通信機能内蔵)モデルも用意されている。それまでのApple Watchは、iPhoneと接続して利用することが前提の機器だった。しかしセルラー対応モデルでは、近くにiPhoneがなくても電話やネット接続が可能になる。

 カナリスの推計によると、このセルラー対応モデルの7~9月期における出荷台数は80万台。同四半期におけるApple Watchの全出荷台数の約20%を占めており、出足は好調だった。このことは、それまで通信事業者が抱いていた、セルラーモデルに対する懸念を払拭したとカナリスは指摘している。

 ただ、シリーズ3は、まだその可能性が大いにある。前述したとおり、第3世代モデルが発売されたのは9月22日だったため、7~9月期の統計には、わずか9日分の業績しか反映されていない。これに加え、シリーズ3は一時、需要が供給を上回り、在庫不足に陥った。