衰退する報道メディア、アップルのタブレットPCは救世主になるか

米カリフォルニア(California)州サンフランシスコ(San Francisco)で、準備が進められる米アップル(Apple)社のイベント会場の外観(2010年1月26日撮影)。(c)AFP/Getty Images/Justin Sullivan〔AFPBB News

 米マックルーマーズや米BGRなど海外メディアの報道によると、米アップルが今年(2017年)市場投入する予定の、iPhoneの10周年モデルには、現行モデルに採用されている指紋認証機能「Touch ID」が廃止される可能性があるという。

新たな指紋認証技術で苦戦

 アップルは「iPhone 8」の名称で噂されるこの新モデルで、デザインを大幅刷新し、本体前面のほぼすべてをOLED(有機EL)ディスプレーが覆うデザインを採用すると見られている。

 これにより、物理的なホームボタンは廃止され、その機能はディスプレー上で提供される。また、現在ホームボタンが兼ね備えているTouch IDセンサーは、ディスプレー表面下に組み込まれる。

 このためアップルは、Touch IDセンサーを現行の静電容量方式から光学方式に変更する。しかし、米投資銀行パシフィック・クレスト・セキュリティーズのアナリスト、アンディー・ハーグリーブス氏によると、光学方式センサーには製造上の問題があり、実現するのが困難な状況だという。

 アップルは引き続きこの問題に取り組み、やがては解決されるもの見られるが、その場合iPhone 8は、発売時期が遅れる可能性があると同氏は指摘している。