ブラックフライデー、英国にも波及 アマゾン倉庫は大忙し

英ロンドン北郊ヘメル・ヘムステッドにあるインターネット小売り大手アマゾン英国法人(Amazon.co.uk)の物流倉庫で、注文商品をピックアップするスタッフ(2015年11月25日撮影)。(c)AFP/ADRIAN DENNIS〔AFPBB News

 米アマゾン・ドットコムは3月21日、米国で提供している音声アシスタントサービス「Alexa」で、同社の高速配送サービス「Prime Now」が利用できるようになったと発表した

スマホやPC不要の高速便

 Prime Nowは、同社の有料会員プログラム「Prime」の加入者向けに提供している当日お急ぎ便サービスだ。7.99ドルの追加料金を払うと、商品が1時間以内で届くほか、より遅い2時間配達を選択すると、追加料金はかからない。いずれも1回の注文の最低金額を超えれば利用できる。

 ただし、これまでPrime Nowで商品を注文するには、アマゾンが無料で配布しているPrime Nowのアプリか、専用ウェブサイトを利用する必要があった。

 一方のAlexaは、「Amazon Echo」「Echo Dot」といった同社のスピーカー型音声アシスタント機器や、同じく同社のタブレット端末「Fireタブレット」、映像配信端末「Fire TV」で利用できるアシスタントサービスだ。

 アマゾンの説明によると、今後、Alexa対応機器を利用しているPrime会員は、これらの機器に向かって「アレクサ、Prime Nowで(商品名)を注文して」と話すだけでよい。

 すると、Alexaは顧客の命令に応じ、Prime Now対象商品の中からお薦め商品を提案する。商品は一度に複数を注文することが可能で、最低注文金額に達すると自動的に、最も早く利用できる2時間便の配達時間枠を設定する。

 その取り扱い商品種は数万点、対象地域は全米の約30都市になるとアマゾンは説明している。