満員電車に乗るのは、本来は避けたいはずなのですが・・・。(写真はイメージ)

 サラリーマンを辞めて最初に感動するのが、「もうこれで、満員電車に乗らなくていい」ということです。今思えば、会社を辞める決断をしたのは通勤電車の中だったような気もします。なぜ自分は今、満員電車に押し込まれているんだろうな・・・と突き詰めて考えてしまったのかもしれません。

私が満員電車に乗る理由

 ただし、他の起業家からは「信じられない」とよく言われるのですが、私は会社を辞めて起業家となった今でも、普通に満員電車で通勤をしています。オフィスが東京の池袋にあり、自宅は埼玉なので埼京線(混雑が最強!)で毎朝「通勤」して、毎晩帰っています。時間をずらすこともせず、ラッシュアワーど真ん中のこともあります。

 もちろん、平日の朝から自宅近くのカフェやジムに行ったり、思い付いたように妻とランチを食べたりすることもあります。逆に、土日や祝日でもどっぷりと池袋で仕事をすることも多いです。行動は同じでも、「強制されている」のではなく「選べる」ということが大切であり、両者には大きな差があります。

 時間をずらすだけで電車は空くのですが、私があえて満員電車に乗るのは、半分は規律を持った生活をするためですが、残り半分は自分への義務です。あの頃の気持ちを忘れないように、満員電車に乗るんです。「みんなどんな気持ちで、こんなにもみくちゃにされているのかな」なんてことを、考えたりしているんです。ブログのネタは満員電車の中で生まれることが多いような気もしますしね。

先日、満員電車で考えたこと

 いたずらなのか緊急事態なのかは分かりませんが、先日も非常停止ボタンが押され、それによって「車両点検が必要なところに電車が止まった」というよく分からない理由で30分くらい電車が遅れました。