アマゾン創業者の宇宙企業、大手と提携してロケットエンジン開発

米アマゾン・ドットコム創業者のジェフ・ベゾス氏(右)〔AFPBB News

 米アマゾン・ドットコムはこのほど、スティック型映像配信端末「Fire TV Stick」の新モデルをまもなく米国で発売すると発表した

新モデルはAlexaに対応

 これはテレビのHDMIポートに差し込んで、無線LANでインターネットに接続すると、ストリーミング映像などが手軽に楽しめるという機器。

 例えば同社の映像配信サービス「Amazon Video」や、Prime会員向けの映像見放題サービス「Prime Video」、音楽聴き放題サービス「Prime Music」をはじめ、ネットフリックス(Netflix)、フールー(Hulu)、ユーチューブ(YouTube)といった他社サービスも利用できる。

 と、ここまでは2014年に発売した初代モデルにも搭載されていた機能。今回発売する第2世代モデルは、製品名を「Fire TV Stick with Alexa Voice Remote」と言い、人工知能(AI)を使ったアマゾンの音声アシスタントサービス「Alexa」を利用できる点が特徴だ。

 上位モデルの「Fire TV」と同様にAlexaに対応した音声認識リモコンが付属する。

 アマゾンの説明によると、これにより、利用者はリモコンのマイクボタンを押して話すだけで、30万以上の映画やテレビ番組、90以上のアプリやチャンネルの中から好みのコンテンツを探したり、数千に上る「スキル」を利用したりできるという。

 このスキルとは、Alexaに対応した各種サービスのことで、例えば、家電製品や照明器具などを操作したり、アマゾンで商品を購入したり、宅配ピザを注文したり、ニュースや天気予報を聞いたりできる。

 アマゾンによると、これらのスキルは日々数が増えており、この9月には3000種を超えた

 これにより新たに、米ツイッターや、米国の料理専門ケーブルテレビチャンネル「Food Network」、今年6月に中国ハイアールの傘下に入った家電大手の米GEアプライアンス、経済ニュース/金融情報の米ブルームバーグ、韓国ヒュンダイモーターなどもスキル提供。

 利用者は音声命令で、投稿されたツイートを読み上げさせたり、放送中の番組で取り上げている料理のレシピを送信するよう頼んだり、オーブンを予熱するよう命令したり、株価情報や経済ニュースを聞いたり、自動車のドアをロックしたりするといったことが可能になった。