小松秀樹医師。千葉県鴨川市で撮影。1974年東京大学医学部卒業、山梨医科大学泌尿器科学教室助教授、虎の門病院泌尿器科部長などを経て2010年5月亀田総合病院副院長。2015年9月懲戒解雇を言い渡される。著書には「慈恵医大青戸病院事件~医療の構造と実践的倫理」【日本経済評論社)、「医療崩壊~立ち去り型サボタージュとは何か」(朝日新聞社)などがある。

 さて、小松さんは日本が抱える医療問題の解決に自らも積極的に取り組んできた。東日本大震災の時にも機敏に動いて福島県の浜通りで水不足と設備の問題で十分な治療ができ

残り6717文字