量・質ともに遜色なし!国産小麦の時代が来た

輸入小麦は高騰で相次ぐ値上げ

2015.07.10(Fri) 白田 茜
筆者プロフィール&コラム概要

 大手製粉メーカー各社は2015年6月から業務用小麦粉の値上げを実施した。7月には家庭用小麦の値上げも控えている。昨年末からの急激な円安の影響や、世界的な食料の需要増加で、輸入小麦の価格が高騰したためだ。輸入小麦の値上げはどんな影響を及ぼすのか。近年、需要が伸びつつある国産小麦を見ながら、今後の小麦の動きについて探ってみたい。

小麦粉の値上げはパンなど2次加工品に波及

 日清製粉など大手製粉メーカーは2015年6月19日出荷分から業務用小麦粉を値上げした。パン向けの強力粉を25キログラムあたり45円、うどん・菓子向けの中力粉・薄力粉を同125円、国内産小麦は同65円、値上げした。

 7月からは家庭用小麦粉やパスタなどの小麦粉2次加工品も値上げされる。以下に、日清製粉など3つの製粉メーカーが発表した内容を示す。

小麦粉二次加工品の値上げ状況(参考:インターネット資料より筆者作成)

 製粉メーカーの値上げの理由として、2015年4月1日より輸入小麦の政府売渡価格が引き上げられたこと、パスタの原料となるデュラム小麦の価格が上昇したこと、電力料などのコストが増えたことなどが挙げられている。

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1978年佐賀県生まれ。佐賀県庁で食品のブランド化に関わる。その後、大学院で農業政策や食品安全に関するリスクコミュニケーションを学ぶ。食品コンサルタント会社を経て、現在は社会的関心が高い科学ニュースについて専門家のコメントを収集しジャーナリストに提供する活動をしている。関心のあるテーマは、農業、食品流通、食品安全、リスクコミュニケーション。


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