韓国の財閥総帥はいったい、どのくらいの資産を持っているのか? 韓国でも当然関心は高いが、1つの調査結果が出た。サムスンSDSの大型上場を機に、韓国の情報サイトが上場会社の保有株式を計算した「富豪ランキング」だ。予想された顔ぶれの中で、意外な人物が上位に入って注目を引いた。

 財閥総帥が保有している資産はもちろん上場企業の株式だけではない。不動産なども大量に保有していると見られるが、1つの目安としては興味深い資料だ。

 「財閥ドットコム」が発表(「聨合ニュース」が報道)したランキングは、以下の通りだ。

 いずれも保有する株式の価値が「兆ウォン」(1円=10ウォン)の単位だ。

 1位の李健熙(イ・ゴンヒ)会長は、誰が予想しても「不動の1位」だ。サムスン電子をはじめ時価総額で上位を占めるサムスングループの株式を保有しており、圧倒的な1位だった。

大手財閥のオーナーが上位に顔をそろえたのは当然だが・・・

 他にも、鄭夢九(チョン・モング)現代自動車グループ会長や、崔泰源(チェ・テウォン)SKグループ会長、具本茂(ク・ボンム)LGグループ会長が上位に入った。韓国の財閥の資産規模が1位、2位、3位、4位で、オーナー会長が富豪ランキングの上位を占めることは当然と言えば当然だろう。

 3世経営者としては、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が、サムスンSDSの上場で保有株式の価値が上昇し、全体の4位に入った。