本記事はマネックス証券の米国株 MARKET PICK UP/中国株 MARKET PICK UPを転載したものです。本資料のご利用については、必ず記事末の「ご留意いただきたい事項」をお読みください。当該情報に基づく損害について株式会社日本ビジネスプレスは一切の責任を負いません。

先週の米国株式市場
―週前半に大幅下落も雇用統計を受けて買い戻される展開―


<先週の概況>

先週の米国株式市場はISM製造業景況指数や新車販売台数など、週の半ばにかけて発表された重要な経済指標が市場予想を下回って前月から悪化したことを受け、下落しました。

一時は1万7000ドルの節目を割り込んだダウ平均ですが、金曜日に発表された雇用統計で非農業部門雇用者数や失業率などが市場予想を上回る改善を見せたことで買い戻され、1万7000ドルを回復して週を終えました。


米国株式市場バリュエーション




業種別リターン



ダウ平均採用銘柄 週間騰落率ランキング



<上昇>

ダウ平均採用の30銘柄中、上昇は11銘柄で残る19銘柄は下落しました。コカ・コーラ(KO)はストック・オプションを使った役員の報酬制度を見直すと発表したことで今後の株主価値の希薄が抑えられるとしてダウ平均採用銘柄中の上昇率が首位となりました。

<下落>

原油価格の下落基調が続いていることから、シェブロン(CVX)やエクソンモービル(XOM)が下落しました。キャタピラー(CAT)は金曜日にダウ平均採用銘柄の中で唯一下落するなど、冴えない値動きとなりました。

先週発表された主な経済指標

非農業部門雇用者数 9月 +24.8万人 市場予想 +21.5万人 前月 +18.0万人(上方修正)
失業率 9月 5.9% 市場予想 6.1% 前月 6.1%

3日に発表された9月分の米国雇用統計で、非農業部門雇用者数は前月差24万8000人増と市場予想を上回って改善しました。8月分は14.2万人→18.0万人へ、7月分は21.2万人→24.3万人へ計6.9万人の上方修正が行われました。

また、失業率は5.9%と前月から0.2%改善し、2008年7月以来約6年振りに5%台を記録しました。生産年齢人口に占める労働人口の割合を意味する「労働参加率」が62.7%と悪化傾向に歯止めがかかっていない状況が続いていることから、手放しで喜べる状況にはないものの、労働市場の改善は着実に継続していることが明らかとなりました。


今後発表される主な経済指標

10月8日 9月開催FOMC議事要旨

8日には9月16日と17日に開催されたFOMC(連邦公開市場委員会)の議事要旨が発表されます。FOMC終了直後の発表では市場の予想通りQE3(量的金融緩和第3弾)による債券購入が年内で終了する見込みとなったほか、イエレンFRB議長は今後の金融政策に決まった道筋はなく経済状態次第であるという主張を強調しました。

一方で3ヶ月に1度発表されるFOMCのボードメンバーの今後の金利状況の予測レンジが前回より上昇していたことで、利上げが早まるとの思惑が浮上し、ドルが買われるきっかけとなりました。議事要旨では利上げについての議論がどの程度深まっているかに注目が集まります。

マーケットビュー
―米国企業の7―9月期の決算発表が本格化―

先週のマーケットビューでは、堅調な経済指標の発表で株価が一段上昇する可能性について記しましたが、ISM製造業景況指数や新車販売台数などが市場予想を下回る内容だったことから週の半ばまで株価は調整し、週末の雇用統計の好内容で買い戻されるという展開となりました。雇用統計の非農業部門雇用者数は、8月分が思わぬ低水準となったものの、他の労働関連指標との整合性の観点から上方修正される可能性について記していましたが、やはり大きく上方修正されました。

10月8日に行われるアルコア(AA)の決算発表を皮切りに、いよいよ7―9月期の決算発表が本格化します。7―9月期はISM製造業指数、非製造業指数ともに非常に好調で個人消費関連指標も堅調に推移したことから、企業決算も好内容が期待されています。ロイター社の10月3日時点でのまとめによれば、S&P500採用企業の7―9月期の前年同期比増益率は6.4%となることが予測されています。

フィナンシャル・インテリジェンス部 益嶋 裕

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