バイオリニストの南部れいな、チェリストの林はるか、ピアニストの林そよかのトリオによる「チーム・グーチョキパー」をゲストに迎えた今回の『中山泰秀のやすトラダムス』(12月29日放送/Kiss FM KOBEで毎週日曜24:00-25:00放送)。3人による生演奏を交え、音楽を始めた経緯や活動、今後の抱負などについて聞いた。

東日本大震災で被災した観光地で演奏会を開催

中山 今回のやすトラダムスは、「チーム・グーチョキパー」の皆さんに生で素晴らしい演奏をしていただきながらお届けしています。

 バイオリンの南部れいなさん、チェロの林はるかさん、ピアノの林そよかさん。林さんは、はるかさんがお姉さんで、そよかさんが妹さん。姉妹で音楽活動されているということですね。

林はるか はい。2人でも「アウラ・ヴェーリス」というチーム名で活動しています。

中山 南部さんも、姉妹で音楽活動されているんですね。

南部 私には南部やすかという10歳上の姉がおります。フルートをやっています。

中山 南部やすかさんは、よく神戸で演奏会をやられてますね。チーム・グーチョキパーのみなさんには、東日本大震災後に、東松島などの被災した観光地で演奏会をしていただきました。

 私は当時は議員ではありませんでしたが、衆議院環境委員長をやられている伊藤信太郎さんと一緒に、寺の境内での演奏会を通して人の心が落ち着くようにと企画したものです。

 その時の経験からも、音楽は人の心の隙間を埋める薬のような気がします。今晩も、やすトラダムスの今年最後の締めくくりの放送ということで、生演奏を心よく引き受けてもらいました。

 ところで、南部さんが演奏されているバイオリン、林はるかさんが演奏されているチェロ、そしてビオラには大きさ以外にどんな違いがありますか。

南部 音域が違います。バイオリンは高く、チェロは低くて、かっこいいですね。

林はるか ビオラはバイオリンより一回り大きくて、音域はバイオリンより少しだけ低く、チェロよりは高い。低い音域と高い音域をつなぐ役割です。

中山 林姉妹は日本で音楽を学ばれています。一方の南部さんは出身がアメリカで、ずっとアメリカで音楽を学ばれています。同じクラシックですが、和と洋で学ばれた違和感、あるいは親和性はありますか?

南部 違和感はないですね。音楽は幅広くて自由なので。音楽は世界中で通じますから。