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ソーシャル化する社会と対峙する企業・第1回
~日本ケンタッキー・フライド・チキン(前編)

ソーシャル化する社会が世界を大きく変え始めた(44)

2013.11.14(木) 小川 和也
    http://goo.gl/2scemt
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デジタル、ソーシャル化の流れは、とめどなく進んでいる。そのことに企業が戸惑っている間に、生活者の変化が先行し、慌ててキャッチアップしなければならない様相が見受けられるようになった。

 そこで本連載では、シリーズ「ソーシャル化する社会と対峙する企業」と題し、様々な企業がいま、デジタル、ソーシャル化する社会とどのように対峙していこうとしているのかについてインタビュー、検証を行っていく。

 第1回目は、日本全国でフライドチキンチェーンを運営する、日本ケンタッキー・フライド・チキン(以下KFC)で、2013年4月より、デジタル・CRM推進室長として全社のデジタルマーケティング戦略を推進する干場 香名女(ほしば・かなめ)氏にお話を伺った。この模様を、2回に分けてお届けする。

KFCにおける生活者のデジタル化、ソーシャル化への対応

干場 香名女(ほしば・かなめ)氏
総合商社のコンシューマービジネスを担当する部門へ異動後、2002年大手コンビニエンスストア子会社に出向しクレジット・ポイントカード事業の立ち上げを経て、2009年日本ケンタッキー・フライド・チキンに再出向。2013年4月より、DIGITAL・CRM推進室で全社デジタルマーケティング戦略の企画、オウンドメディア、ソーシャルメディア を中心とした施策の企画と実行を推進。

小川 まずは、社会、生活者のデジタル、ソーシャル化が進むスピードがどんどん速まっていると感じますか?

干場 そうですね、まさにとめどなく、という実感です。

小川 生活者のデジタル、ソーシャル化するスピード感が想像以上に速く、企業の方がそれをつかみ切れず、置いてきぼりになりかけているケースをよく見ます。その対応の遅れがマーケティング施策の足を引っ張るようになっていたりと。

 KFCとして、いま、生活者のデジタル、ソーシャル化にどのような対応をしていますか。

干場 まさにお客様を取り巻く環境は激変していると認識しています。特に若年層を中心に接しているメディアの変化は著しい。全くテレビや新聞を見ずに、スマートフォンがほとんどのメディア接触を奪っていたり、情報の取り方がどんどん変わりつつあるなと。お客様が情報を提供してほしい場所も、旧来とは違ってきている。

 当社としても、その変化にしっかりと対応するため、今年の4月に、デジタル・CRM推進室を立ち上げました。従来型のマーケティングに加え、デジタル、ソーシャルの施策を強化しているところです。

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Kazuya Ogawa

アントレプレナー / デジタルマーケティングディレクター / 著述家
西武文理大学特命教授

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慶應義塾大学法学部卒業後、大手損害保険会社勤務を経て、2004年グランドデザイン&カンパニー株式会社を創業、代表取締役社長に就任。数々のITベンチャービジネスや、デジタルマーケティングディレクターとして大手企業や行政、アーティスト等の先端的デジタルマーケティング事例を数多くつくり続けている。

ビジネスだけではなく、デジタルと人間や社会の関係の考察と言論活動を行っており、著書、寄稿、講演、メディア出演多数。主な著書に、「デジタルは人間を奪うのか」(講談社現代新書)、日本で初めての概念をテーマとした「ソーシャルメディアマーケティング」(共著・ソフトバンククリエイティブ)、「ソーシャルメディア維新」(共著・毎日コミュニケーションズ)、「Facebookマーケティング」(共著・ソフトバンククリエイティブ)、「ソーシャルブランディング」(共著・インプレスジャパン) など。

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