週刊NY生活 2013年5月25日444号

 日本のかばんメーカー大手のエース株式会社(本社:東京都、森下宏明社長)は、子会社の米国ゼロハリバートン社(本社:ニュージャージー州ピスカタウエー、大崎敦司社長)の世界最大規模で米国小売直営第1号となる旗艦店を、6月20日、ニューヨークのマジソン街41丁目と42丁目の間にオープンする。住所はマジソン街300番地。

マジソン街の41丁目と42丁目の間の1ブロックを使った大型路面店(予想図)

 店舗はプライスウォーターハウスクーパース世界本部ビル1階の東側1ブロックを使ったショールームと米国本社オフィスを合わせた路面店。

 売り場面積1600平方フィートの店内には、ブランド生誕75年の歴史を物語るアーカイブ製品が陳列されるミュージアムケースが常設されるほか、伝統的なリブが施された象徴的なアルミラインや今年夏販売される新型のアルミ、ポリカ、ナイロン、それぞれの素材を使用した新製品まで幅広く販売する予定だ。

ゼロハリの愛称で知られるアタッシェケース最新モデル

 エースは2006年にゼロハリバートン社を買収し、子会社として経営管理している。今後はこの旗艦店を基点に、各国のキーポイントとなる都市に順次、直営店をオープンさせる予定。初年度の売り上げ目標は200万ドル。

 大崎社長は「プレミアム・ラゲージ・アタッシェ・ブランドとして長期的展望に立ち、ゼロハリバートンの世界観を広く伝えていきたい」と話す。

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