真夏の東京を離れて、北海道のオホーツク沿岸の都市、紋別市を訪れた。東京の最高気温は30度だったが、オホーツクはなんと14度。「日本は広い!」を実感した。

 さて、今回の目的は7月21日に「紋別産品ブランド化フォーラム」を開催することであった。伊賀の里モクモク手づくりファームの吉田修専務を招き、網走市、伊達市、紋別市のパネラーとともにパネルディスカッション「紋別の魅力をいかに高めるか ~紋別ブランドの構築にむけて」を行った。

 このパネルディスカッションに先立ち、会場のホテルで実施したのは、フランス料理の藤井正和シェフ(福井県にあるサバエ・シティーホテルの総料理長であり筆者の大の友人)を招いての試食会。紋別のホタテ、カニ、鮭という豊富な海産物を使ったメニュー作りと、加工商品作りのための試食会である。

「食べたい」人の期待に応えるには

 この試食会の狙いは3つある。

(1)「ホワイトメニュー家族(仮称)」の開発

 紋別市のご当地グルメとして「ホワイトカレー」がある。これは、2007年7月に『北海道じゃらん』の「ご当地グルメプロデューサー」ヒロ中田さんが提唱したもので、現在、紋別市内の複数の飲食店・ホテルで提供されている。「ホワイトメニュー家族」では、紋別をイメージさせる「ホワイト」をコンセプトとしたメニューを体系化し、より多くの飲食店で提供してもらうことを目指す。

 本事業で行った調査結果によると、紋別を訪れた人の7割以上が「ホタテやカニを食べたい」と答えている。しかし実際に紋別で「ホタテ、カニなど産品を食べた」と答えた人は3割しかいない。

 つまり、飲食店やホテルがこの期待に応えられるようなメニューを展開すれば、来訪者も売り上げも倍増するという試算になる。

(2)「ホワイトメニュー家族」の商品化

 さらに、ホワイトメニュー家族をご当地グルメやレトルト商品として製品化することも目指している。同じ調査によると、紋別市を訪れた7割近い人がホタテやカニを「買いたい」と答えている。しかし、来訪した際に、実際にホタテやカニなどを買った人は3割強しかいない。

 つまり、こうした購買ニーズに対応できる商品の開発が望まれることになる。そこで、上記の「ホワイトメニュー家族」をレトルト商品や土産商品として製品化し、こうしたニーズに応えることを目指す。