※本動画コンテンツは、2023年1月18日（水）に開催されたJBpress/Japan Innovation Review主催「第4回 金融DXフォーラム」の特別講演1「お客様を起点とした『新しい金融体験』実現へのチャレンジ」のアーカイブ配信です。

　人々の生活様式が多様化し、金融業界への異業種の参入も増え続ける中、地方銀行が存在感を示し続けていくためにはデジタル化による変革が不可欠だといえます。

　現在、金融業界には24時間365日、時間や場所を気にせずに取引を完結させたいというニーズが確実に高まってきています。その潮流によって、顧客が銀行へアクセスするチャネルは「対面から非対面」にゲームチェンジしつつあるといえるでしょう。

　富山第一銀行で取締役 事務統括システム部長 兼 ダイレクトバンキング部長を務める長谷聡氏は、「非対面分野は規模や装備に関係なくビジネスチャンスがある」と話します。

　2017年の銀行法改正により経営環境が大きく変化したことを機に、富山第一銀行はデジタル領域における新戦略を策定し、DXの取り組みを加速しました。顧客を起点とした「新しい金融体験」を実現するべく、ポータルアプリの開発、非対面取引の拡大など多くのチャレンジを続けています。

　デジタル変革期の生存戦略として最も大切なのは「私たちが体験すること、行動すること」だという長谷氏は、自身が“1カ月のキャッシュレス生活”を体験したエピソードを披露。自らがまず体験することで、お客さまに新たな体験を広められると語ります。

　さらに、「できることからやってみる」という姿勢で実現した同行の取り組み事例を紹介しながら、新たな顧客体験を早く届けるためには、勘定系の外でシステム化すること、完璧を目指さず落としどころを決めて開発を行うことなど、顧客体験向上のための秘訣を惜しみなく伝授します。

　金融業界が劇的に変化する時代、地方銀行にはどのような知恵やアイデアが求められるのか。本動画では長谷氏が、新たな顧客体験の提供を目指して試行錯誤を続けてきた同行の道のりと、未来への展望を紹介します。