※本動画コンテンツは、2022年8月24日(水)に配信したJBpress/JDIR主催「第3回金融DXフォーラム デジタルテクノロジーの活用による金融イノベーションの実現」の特別講演1「新たな顧客価値をつくるりそなグループのデータ利活用について」のアーカイブ配信です。

 りそなグループのデジタルバンキング戦略では「デジタル&データ」を重要なドライバーとして位置づけ、デジタルチャネル施策に注力しています。その中核を担う「りそなグループアプリ」は、すでに500万ダウンロードを超えて、高い継続利用率と収益効果を実現しています。

 アプリに蓄積される膨大なデータを活用した代表的試みが、アプリ内の「アドバイス機能」です。顧客ごとにパーソナライズされたアドバイスを、さまざまなタイミングに合わせて配信。「興味喚起から取引まで一直線」のコンセプトのもと、顧客のニーズに応じたビジネスの機会創出を図っています。

 りそなグループのデータ分析専門組織であるデータサイエンス部は、「ビジネス創出のためのデータ分析」という独自の視点を軸に、データサイエンスとデータマーケティングの両輪でPDCAを回しています。また「内製化」「自走化」をキーワードに組織基盤を強化する一方で、「全社でデータサイエンス」という目標を掲げ、データドリブン文化の醸成にも取り組んでいます。

 データサイエンスを応用したこれまでの成果には、「顧客ニーズの予測モデル」や「顧客セグメンテーションの高度化」があります。いずれも従来のデータにアプリで収集される顧客の行動データを加えることで、精度が大幅に向上しました。今後は、分析結果を店舗担当者へ還元し、営業支援や営業活動の高度化につなげていきます。

 本動画では、顧客の新たな価値創出に挑むりそなグループのデータ分析・活用法を、株式会社りそなホールディングスデータサイエンス部長の那須知也氏が、分かりやすく解説します。