* 本コンテンツは以下講演の【講演動画】と【全文採録記事】で構成しています *
第3回 物流イノベーションフォーラム
特別講演Ⅱ「物流の2024年問題の影響と求められる対応について」

開催日:2023年4月25日(火)
主催:JBpress/Japan Innovation Review

 物流業界が、喫緊の課題として対応を迫られている「2024年問題」。長時間労働や低賃金を背景としてドライバー不足が慢性化する中で、時間外労働に対する上限規制の厳格化という、さらなる困難が運送事業者を襲っています。

 輸送課題の解決に向けたさまざまな取り組みを行うほか、国が開催する「持続可能な物流の実現に向けた検討会」にも委員として参画するNX総合研究所の大島弘明氏は、「荷主や社会の協力がないと長時間労働は抑制できない」と語ります。

 国の基準変更や有識者検討会が示す提言を受けて、今、運送事業者や荷主が取り組むべきこととは。また、必要なリソースを確保し、持続可能な物流をかなえるために求められることは何か。物流プロセスにおける実践的な参考事例を踏まえ、大島氏が解説します。

【目次】

  • 物流業界を取り巻く「2024年問題」とは
  • 人手不足に追い打ちをかける2024年問題
  • ドライバーの長時間労働抑制とその副作用
  • 持続可能な物流をかなえる労働条件の見直しとDX化
  • 輸送課題を解決する全国の参考事例
  • これから想定される物流業界の変化