※本動画コンテンツは、2023年1月19日(木)に配信したJBpress/JDIR主催「第4回 金融DXフォーラム」の特別講演2「野村グループのデジタルイノベーションへの取り組み」の【講演動画】と【全文採録記事】で構成しています。
金融DXの波が押し寄せ、マーケットや投資家の動向も大きく変化する中、金融業界ではサービスのデジタル化やデジタルマーケティングなど、デジタルを活用した取り組みが喫緊の課題となっています。こうした中、野村ホールディングス執行役員である池田 肇氏が2019年に立ち上げたのが、各部門を横断してグループワイドなデジタル戦略を策定する「デジタル・カンパニー」です。
池田氏がカンパニー長を務めるデジタル・カンパニーは、“デジタルを活用した金融サービスの構築とデジタルマーケティングを通じてお客さまそれぞれに最適なサービスを提供する”ことをミッションに掲げ、新たな価値を生み出すデジタルイノベーションへの取り組みを進め、3つの全体戦略を掲げています。
【1】デジタルサービスを通じた提供価値向上によるユーザー数拡大とアクティブ化
OMO(Online Merges with Offlineによる「対面サービスとデジタルサービスをシームレスな融合」に必要なデータ分析・管理によるサービス改善など。
【2】新領域の新たなビジネス創出
トークンビジネス活発化やAI関連の取り組みなど。
【3】DX戦略及びDX人材採用
DX人材と金融人材の融合による部門支援を実行することで、野村HDの成長を加速することを目指します。
2025年、野村HDは100周年を迎えます。池田氏は、この記念すべき節目を良いきっかけと捉え、「ビジネスの成長、社会からの信頼、社員の満足という3つの要素について相乗効果を生み出し、社会課題の解決を通じた持続的成長を実現していきたい」と語ります。
金融業界の激動の時代に、野村HDはどのようなデジタル戦略を掲げ、イノベーションへの取り組みを進めているのか。100周年に向けて将来像をどのように見据えるのか。池田氏が具体的事例を交え紹介します。