企業はAPIを利用してデータを取得

 ウェザーニューズはWxTechサービスの提供に合わせて、ユーザー企業が利用するための「気象データAPI」を整備した。企業は気象データAPIを使ってウェザーニューズの気象データをリアルタイムで自社システムに取り込める。

 気象データAPIを使うと、過去のデータだけでなく、1kmメッシュの天気予報や250メートルメッシュの高度別天気予報といった予報データも利用できる。また、花粉指数や紫外線指数といった各種指数とビジネスデータとの相関関係など、より踏み込んだ分析が可能になる。

 気象データAPIを利用する場合は、データの種類ごとに定めた単価と月間の利用量に基づく従量課金だ。「気象データを活用できる機会を中小規模の事業者やスタートアップ企業にも広げたいので、利用金額は低くおさえた」(石橋執行役員)。例えば、1kmメッシュの天気予報データの単価は0.3円。1日に3回データを取得すると、取得回数は1カ月で合計約90回となり、利用料金は27円ほどになる計算だ。このほかに利用料金の請求業務など事務処理コストが発生するため、最低利用料金が設定されるか、月額基本料がかかるが、その金額は数万円程度からになるとみられる。

 天気や気温が人の行動や意思決定を左右し、商品の売れ行きや業務の繁閑に大きな影響をおよぼすことから、ビジネス分野における気象データへの注目度は近年急速に高まっている。ウェザーニューズに寄せられる問い合わせも増えていて、「以前は1カ月あたり数件程度だったが、この3カ月ほどは1カ月あたり20件程度に増えている」と石橋執行役員は話す。

 こうした需要をとらえウェザーニューズは今後1年間で、WxTechサービスを有料で利用する企業500社の獲得を目指すという。