思わぬ気象データがビジネス予測に役立つ!?

ビジネスデータとの相関を分析するウェザーニューズのサービス

栗原 雅/2020.6.4

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1kmメッシュに区切った東京都周辺の天気予報の画面例(ウェザーニューズ提供)

 気象情報会社のウェザーニューズは2020年5月28日、気象データをビジネスの将来予測に利用するための新サービス「WxTech(ウェザーテック)サービス」を始めた。

 WxTechサービスでは、ウェザーニューズが保有するさまざまな気象データと、企業が保有するビジネスデータとの相関を分析し、売り上げや来客数に大きな影響をおよぼす気象データの種類(気象要素)を特定する。企業はその気象データの予報を用いて売り上げや来客数を予測し、商品棚の陳列内容、従業員やアルバイトの勤務シフトの最適化などに役立てる。さらに、予測と結果を検証し、相関関係の分析モデルに反映させ、精度を継続的に高めていく(図1)。

図1:WxTechサービスの構成(ウェザーニューズ提供)
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「ビジネスにとって有用なデータの活用は広がっているが、そうしたデータのほとんどは過去の状況を示したもの」。同社石橋知博執行役員(写真)はこう話し、気象データをビジネスに取り入れる意義を次のように説明する。「気象予報は、未来の状況を高い精度で、かつ連続的に示すことができる数少ないデータだ。ビジネスデータと気象データとの相関を把握できれば、気象予報に基づいて、将来的にビジネスがどのように推移するかを予測し、その予測に対して最適なアクションをとることができる」。

写真:ウェザーニューズの石橋知博執行役員(オンライン会議によるインタビュー画面より)

ビジネスデータに相関の強い気象データを特定する無料サービスも

 WxTechサービスの最大の特徴は、気象データの活用に手軽に着手できることだ。ウェザーニューズは、企業や店舗、自治体がそれぞれのビジネスやサービスごとに、特に大きなインパクトがある気象要素を特定する無料のサービスサイト(https://wxtech.weathernews.com/)を公開した。