大企業の新規事業開発、上手くいかない3つの理由

「とりあえずやってみる」の乱発の先に待つ悲劇

会田 晶子/2020.2.10

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インキュベーションの知見を蓄積し、新規事業が次々に生まれる組織へ

そこで、属人化させず新規事業に再現性を持たせるという3つ目の課題解決につながっていくのですね。

北嶋 その通りです。新規事業開発でつまずきやすい箇所は、ある程度パターン化できます。新規事業のマネジメント機能にそうした知見を蓄積させて有効に活用できれば、再現性のある新規事業開発が実現できると考えます。

 そこにはテクノロジーの利用も有効です。Relicのアイデア発掘から事業化までの各プロセスを一元管理するプラットフォーム「Throttle」は、それを目指しています。

最後に、課題を解決して成功した事例を簡単にご紹介いただけますか。

北嶋 「Throttle」を活用し、ある社員がライフワークで制作していた製品を「これは事業化できる」と取り上げて商品化し、大きな事業になろうとしている例もあります。この事例では、事業推進チームに対する支援も行い、総合的に支援しましたが、アイデアを共有し、具現化する仕組みがあったからこその成果だと考えています。