春の園遊会に初出席された愛子さま春の園遊会に初出席された愛子さま(2024年4月23日、写真:AP/アフロ)

つげ のり子:放送作家、皇室ライター)

愛子さま初の単独公務、水面下で何が行われているのか

 社会人1年目となられて、多忙な日々を過ごされている愛子さま。お出ましになる機会も増え、連日のようにあの柔らかな笑顔が伝えられるようになった。

 ただ、伊勢神宮や神武天皇陵、昭憲皇太后百十年祭にあたって明治神宮、そして昭和天皇陵へのご参拝などは天皇家の私的な行為にあたり、公共のために資する「公務」ではない。雅楽や美術展などの鑑賞も、公務の範疇には数えない場合もある。

 初めて愛子さまが両陛下と共に正式な公務に臨まれたのは、一昨年1月1日の「新年祝賀の儀」であった。しかし、愛子さま単独での公務はまだ行われていない。来日したケニア大統領夫妻との昼食会は、両陛下や秋篠宮さまとご一緒だった。

皇后両陛下の長女愛子さま2024年1月1日、上皇ご夫妻への新年のあいさつのため、仙洞御所に入られる天皇、皇后両陛下の長女愛子さま(東京・元赤坂、代表撮影/提供元:共同通信社)

 もちろん、すでに関係部署では愛子さまの初の単独公務について、あれこれと検討されていることだろう。

 漠然とした筆者の考えでは、愛子さまのご負担にならないよう、場所は移動にそれほど時間のかからない都内あるいは東京近郊。内容は、日本赤十字社にお勤めされていることからボランティア関係か、それとも動物好きであることから、動物愛護に関連したものとなるのか。今のところ、いつどこで初の公務に臨まれるのか、まったく分かっていない。

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