少し肌寒くて、外を歩く猫の歩幅が小さく感じました。

「ツヤッツヤな黒猫ちゃんね」と話しかけると、胸とお腹の白い部分を見せてくれました。そして、キリリとした姿勢のまましばらくたたずんでいました。

 旧市街のマーケット・スクエアを散歩していた犬は、飼い主さんが友人と話し込んでいます。はやくボール遊びをしてくれと、催促する声を出していました。

 スーパー・マーケットの前につながれたワイマラナー犬は、ドアの向こうに人影が見えるたびにちぎれんばかりにシッポを振ります。でも飼い主さんでないとわかったとたんに、シッポは力なく垂れ下がります。