百度、上場以来の赤字転落 「脱検索」で困難を乗り切れるか?

百度のロゴ(2016年6月21日撮影、資料写真)。(c)CNS/李明〔AFPBB News

中国の出荷台数、1年前の6倍に

 シンガポールに本部を置く市場調査会社カナリスがまとめた最新レポートによると、中国では今年(2019年)1~3月期、AIスピーカー(ディスプレー搭載機も含む)の出荷台数が1060万台となり、1年前の同じ時期の6倍になった。

 世界全体で見ると、1~3月期は通常、出荷台数が繁忙期の10~12月期に比べて減少する。しかし、今年は中国市場が活況を呈し、前四半期から23%増加した。

 これに対し、1~3月期の米国における出荷台数は500万台。中国は米国を大きく上回り、世界最大のAIスピーカー市場になった。

 また、この期間の世界出荷台数は、2070万台で、1年前から131%増(2.3倍)と3桁成長を回復。そして、中国の世界市場に占める比率は51%拡大した。

中国ではバイドゥが首位に浮上

 1~3月期のメーカー別出荷台数は、米アマゾン・ドットコムが460万台で首位。米グーグルがこれに次ぐ350万台。アマゾンの出荷台数は1年前から84.7%増えた。一方でグーグルは同7.0%増と小幅な伸びにとどまっている。