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老後に必要な資金は、どうやって貯めればよいか?

 日本は世界屈指の長寿国として知られていますが、今後も平均寿命は伸びていくと見込まれています。それにより新たに注目されている言葉が「人生100年時代」の到来です。100歳まで生きるとなると、健康の維持はもちろんのこと、楽しく快適な暮らしを継続するための将来設計が必要になります。

 中でも早めに蓄えておきたいのが、定年後の生活を支える要となる老後資金。総務省統計局の家計調査結果(平成28年版)によれば、一般的な老後夫婦世帯(夫65歳、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯)の月の消費支出は23万7691円。一方、公的年金などの手取り収入(可処分所得)は18万2980円。つまり、毎月約5万5000円の赤字となります。

 そのため、このモデル世帯の場合、定年を迎える65歳から100歳まで生きるとなると、定年までに約2300万円(5万5000円×12カ月×35年)準備をしておかなければならない計算になります。さらに家のリフォーム費用や医療費などが発生する可能性を加味すると、よく老後資金の目安として目にする「3000万円」が根拠ある金額だということが分かると思います。

 3000万円というと、そうやすやすと貯められる金額ではありません。ただ、こうした試算がある一方で、高齢者世帯の3分の2が金融資産額2500万円に達していないというデータもあります(総務省統計局HP『家計調査年報(貯蓄・負債編)平成28年(2016年)』より)。

 加えて、約15%の高齢者世帯は貯蓄額300万円未満と聞くと、「何千万も貯める必要はなさそうかな?」と思ってしまうかもしれませんが、油断は禁物。それだけ「貯め辛い」状況だということです。現役世代も、今のうちから計画的に貯蓄していかないと、老後の資金繰りに苦労することになってしまいかねません。

 誰しも、老後は経済的な不安なく、日々楽しく過ごしていきたいですよね。そのためには、今のうちから「自分が老後に必要な資金総額」を把握しておくことが大切です。それを踏まえた上で、目標額を確保できるよう計画的に貯金していくことが、今日からでもできる老後対策ではないでしょうか。まずはを己を知ることから、快適な老後生活への第一歩を踏み出してみましょう。