中国・北京の道路

 今年(2018年)上半期(1~6月)における中国の自動車販売台数は、前年同期比5.6%増の1406.6万台となりました。このうち乗用車は同4.6%増の1177.5万台、商用車は同10.6%増の229.1万台でした。

 年初には、今年は市場飽和や生産能力改革などの要因からマイナス成長になるとの予測も出ていましたが、蓋を開けてみれば順調な市場拡大が続いています。中国の自動車市場では例年、上半期よりも下半期の方が販売台数も多くなることから、通年でもプラス成長を維持する可能性は高いでしょう。

 一方、つぶさにデータを見ると、これまで人気が高く販売台数も順調に伸びていたスポーツタイプ多目的車(SUV)の伸びが鈍化しています。また、同様に中国政府が力を入れている電気自動車(EV)も、新政策による影響が見られます。

 今回はこうした中国の自動車市場にまつわるさまざまなデータを集め、筆者個人の視点も入れつつ多角的な分析を行っていきたいと思います。なお文中、グラフ中において各中国自動車メーカー、ブランド名は略称で表示しています。

VW、GMの2強が上位に君臨

 下の表は中国における2017年6月以降の月間販売台数データです。2018年は2月に春節(旧正月)休暇が入ったという季節的要因からマイナス成長となったものの、それ以外の月は安定的にプラス成長で推移しています。

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http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/53784

 下の表は、2018年上半期の主要メーカー別販売台数です。6月の販売台数ランキング(左側)と1~6月の販売台数ランキング(右側)を示しています。