シリアの空軍基地にミサイル攻撃か 「撃墜」と国営通信

シリア政権軍が制圧した首都ダマスカス近郊・東グータ地区のドゥーマ(2018年4月16日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / LOUAI BESHARA〔AFPBB News

 アメリカ、イギリス、フランスによるシリアに対する軍事攻撃は、ミサイル戦時代である現在において、外敵の軍事攻撃に対する反撃能力を自前で持たないとまさに「やられっぱなし」になる、ということを如実に物語っている。

シリアへのミサイル攻撃の内容

 アメリカ側の発表では、長距離巡航ミサイルによる連精密射攻撃によって、攻撃目標であったシリアの3カ所の化学兵器関連施設を破壊したという。攻撃側の発射状況と攻撃目標への着弾状況を整理すると、次のとおりである。

シリア、地中海、紅海、ペルシャ湾の位置関係(Googleマップ)
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【攻撃側の発射状況】

A:地中海からの攻撃

・アメリカ海軍のバージニア級攻撃型原子力潜水艦ジョン・ウォーナーが、トマホーク長距離巡航ミサイル6発を発射した。
・フランス海軍フリゲート・ラングドック が、SCALP長距離巡航ミサイル3発を発射した。

バージニア級攻撃原潜(写真:米海軍、資料写真)