トモダチ作戦を忘れるな(1)原発容認から脱原発へ 小泉純一郎元総理が「脱原発」へと考えを変えた理由とは? - JBpress(日本ビジネスプレス)
出演: 小泉純一郎(第87代、第88代、第89代内閣総理大臣) 小宮山宏(東京大学第28代総長) 島田晴雄(慶應義塾大学 名誉教授)  元内閣総理大臣・小泉純一郎氏は、首相在任当時、原発を必要だと思っていた。しかし、3.11の事故を目の当たりにして、本当に原発は安全なのか、推進論者が言うようにコストが安いのか、大きな疑問を抱くようになった。そこで、総理退任後、時間ができたことを生かして改めて原発についての勉強を重ね、「原発はやめた方が良い」という結論に至ったという。  それ以後、「原発依存
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    10MTVオピニオン



    出演:
    小泉純一郎(第87代、第88代、第89代内閣総理大臣)
    小宮山宏(東京大学第28代総長)
    島田晴雄(慶應義塾大学 名誉教授)

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     元内閣総理大臣・小泉純一郎氏は、首相在任当時、原発を必要だと思っていた。しかし、3.11の事故を目の当たりにして、本当に原発は安全なのか、推進論者が言うようにコストが安いのか、大きな疑問を抱くようになった。そこで、総理退任後、時間ができたことを生かして改めて原発についての勉強を重ね、「原発はやめた方が良い」という結論に至ったという。

     それ以後、「原発依存はすべきでない」と講演で話すようになった小泉氏。2013年の夏、世界で唯一の核の廃棄処分場があるフィンランドのオンカロに見学に行った。そのことを聞きつけた記者から申し出があり、脱原発の主張を新聞紙上で伝えると、大きな反響があったという。総理時代に原発を必要だと言っていた小泉氏が、総理を退任したら脱原発を主張し始めたからだ。それが契機となり、一躍、マスコミでも注目されるようになった。

     小泉氏によると、総理時代、原発について尋ねると、関係者から「安全で、安い」という答えが上がってきたが、知らない分野に専門外の人間が口を出すわけにはいかないという考えから、専門家の意見に従っていたという。だからこそ、総理退任後に進めた原発についての勉強によって、原発推進論者が唱えていたスローガンがいかに現実とかけ離れていたか、小泉氏は痛感しているという。


    この動画は知的教養メディア「テンミニッツテレビ・オピニン」で収録した映像です。全6話(約1時間)から構成されており、この動画はその冒頭部分です。以下リンクより全てをご覧いただけます。※クレジットカード登録(1カ月無料)が必要です。
     

    ▼「トモダチ作戦を忘れるな」対談映像一覧
    第1話 原発容認から脱原発へ
    第2話 米国で見た健康被害の実態
    第3話 原発のコストは上がり続ける
    第4話 原発への固執と「核のごみ」問題
    第5話 再生可能エネルギーへの誤解
    第6話 子孫のための国造りに向けて